ケーキの作り方によく出てくる
「切り混ぜる」
という言葉。
ケーキ作りをされる皆さん、どの様に混ぜていらっしゃいますか??
教室で皆さんの混ぜ方を拝見していても、
自己流で混ぜている方がほとんど。
でもそんなの当たり前ですよね。
レシピを見ても「切り混ぜる」とか
「さっくり混ぜる」としか書いてないですもん。
ですが、ケーキ作りでは混ぜ方が仕上がりを左右するとても大事なポイント。
私の尊敬するパティシエも、私たちの仕事はほぼほぼ混ぜることばかり(生地やクリームなどを)
だから混ぜ方が本当に大事だと仰っていました。
混ぜ方一つで、サクサク感、ふわふわ感、生地の気泡の残り方、ダマの残り方、、、、大きく差が出てしまいます。
そうやって聞くと、やっぱりケーキ作りって難しそう、、、とケーキ作りへのハードルが上がってしまいそうですが、
実は混ぜ方って「切り混ぜ」という基本の混ぜ方を知っているだけでいいんです。
スポンジケーキを作る時も、パウンドケーキを作る時も、ムースを作る時も基本は一緒。
この混ぜ方をマスターすれば、ケーキ作りがランクアップすること間違いなしという混ぜ方を丁寧に解説していきたいと思います。実際に手を動かしてイメージしながら読み進めて下さいね。
ケーキ作りの基本の切り混ぜ
まず、利き手にゴムベラを持ちます。ゴムベラの柄を上から握るようふんわりと持ちます。
反対の手でボウルを持ちます。
ボウルは、丸い形を時計に見立て、だいたい9時の位置に手を添えて持ちます。
※利き手が左の場合は右手で3時の位置に手を添えます。
ゴムベラとボウルが持てたら、まずはゴムベラの動きから!ゴムベラの動きは一つだけです。
時計の12時の位置にゴムベラを縦にセットしたら、そこから真っ直ぐに6時の位置まで切るように動かし、
その後アルファベットの「J」の字を書くようにボウルの丸い形に沿ってゴムベラを動かします。
手首の内側を上に返すように動かして、生地全体をゴムベラですくい上げるようなイメージですね。
すくい上げたら、またゴムベラを12時の位置に戻して、同じ作業の繰り返しです。
※左手でゴムベラを持つ場合は動きが逆になるので、12時の位置からまっすぐ6時に下ろした後は平仮名の「し」を書くように動かします。
続いてボウルを動かします。
左手は、9時の位置から、6時の方向に向かってボウルを90°回転させていきます。
ボウルは持ち上げずにテーブルの上を滑らせるように回せばOKです。
※左手でゴムベラを持つ場合は以下の写真の青色の線のように3時から6時の方向に向かって回して下さいね!
左手でボウルを持つなら9時から6時。右手でボウルを持つなら3時から6時。
そして、そのゴムベラの動き、ボウルを回す動きを同時に行います。
同時に動かすの難しい!と言われることもありますが、身体が覚えてくれれば考えずにできるようになるので、身体が覚えてくれるまで繰り返し練習してみて下さい。
慣れないと、頭で動きを考えながら混ぜるとどうしても手に力が入りすぎて、強く混ぜすぎてしまいがちになってしまいます。
あくまでゴムベラもボウルもふんわりと手を添えるように持って、ふんわりとした気持ちで混ぜる事を忘れないで下さいね!
この動きさえマスターできれば、余計な力は加えずに効率よく全体を均一に混ぜることができるようになります。
よろしければこちらから動画で見ることもできますので、イメージを膨らませてみて下さいね。
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基本の切り混ぜをマスターしてケーキ作りをレベルアップさせちゃって下さいね!
今日も読んでいただきありがとうございました!
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